IE9ピン留め

アイアンクラフト&ガーデンデザイン じ ん ぱ ち

想いを込める

こちらが昨日無事に取り付いたアイアンのオブジェです。
お施主さんは「西村ウイメンズクリニック」さんです。
取付け終了が夜になってしまい室内の光なので
光がのっぺりしてしまい、
ボクの腕ではあまり上手に写真が撮れませんでした・・・。
また少し補修もあるのでその時昼間の写真を撮ります!









ボクが作品を作る時に一番大事にしているモノは

現場の「空気」です。

空気の中には、もちろん、建物やインテリアなど目に見える空気もありますが
こられるお客さん、スタッフさん、お施主さんの空気といった目に見えにくいモノもあります。
目に見える空気のほとんどは、お施主さんやスタッフさんの想いから目に見える形にされているわけです。
「こういう風に、お客さんを迎えたい。」
という空気をつかむ事が大事だと思っています。
で、明確なイメージを持ったお施主さんもいらっしゃいますが
ほとんどの方は漠然としたイメージを持っているだけです。
それを形にするのがボク達の仕事になるわけです。

今回のクリニックのデザインも、お施主さんからなにかはっきりと「こんな感じ。」という要望は特にありませんでした。
しかしお話をする中で、「こういうモノはどうだろうか?」という形が出てきます。
それをお客さんに信用していただいて、形にしていかなくてはいけません。
アイアンで実物を作ってお見せするしかないわけです。
となれば安易な妥協は許されません。

今回の作品の大きなポイントは
アウトラインです。

2つのラインが交差しています。

下からのびて行く生命力をバラで表現。
その中でも今回はつぼみを多く作りました。
それは、開花した花ももちろんきれいで、パワーがあります。
しかし、ボクは今回この場所ではつぼみの持つ無限の可能性や、未来的な力を表現したいな。と思いました。
ツルの部分も一工夫しています。

そして天からさす光、
一つ一つの○の中にはひとつとして同じではない
個性豊かな表情を持つステンドグラスをはめ込みました。

光は虹の光の変化、左上の紫から右下の赤に向かって段階をおった色のグラデーションをつける事で
あちこちに視線が飛ばず、ラインにそって視覚がながれるように意識しました。

お施主さんの先生たちとお話する中で
命をいただくという事は人間個人の努力ももちろん必要ですが、
それともう一つ天の贈り物という部分もあるということ。
その生命力と天からの贈り物の交差を全体として表現したかったのです。

そして今回、窓ガラスが全部で6枚。
そのうち1枚が90度折れた違う壁についています。
はじめは正面の5枚だけで、サイドの一枚は違うデザインで・・・と考えていたのですが
なにかそれでは浮いてしまうな〜。と
この一枚まで含んで一つの絵としようと思い、光が屈折するように曲げて流れを作りました。
この待合室に入って来た人は下から2番目の写真の角度でこのアイアンの飾りをみるわけです。
全体が見れる訳です。

それがさらにこの作品を立体的に見せてくれた気がします。

でもこんな事は見る方が知らなくても良い事なんです。
パッと見た時に「いいな。」ってちょっとだけ思ってくれればそれで大成功です。

今回の仕事でうれしかったことは
お施主さんに先日、最後の確認に現場を訪ねた時に、
2月の個展の案内のポストカードをお渡したのですが
そのポストカードを待合室のテーブルの上にポストカード立てにたててPRしてくださっていた事です。
取付け後の帰り際にもそのお礼を言うと。
「こういう作品はみんなに見てもらわないとね!見てもらうべきよ!」
とうれしい言葉をもらいました。

こうやってお客さんの励ましが何よりのご褒美になりますね。
家に帰ってビールを飲みつつそんな話を思い出していました。
何度も何度も、頭の中で現場を思い出すたびに、
「ありがたいな。」とだんだんと目の奥が熱くなりました。

寒い夜でしたけどおいしいビールになりました。







# by jin8blog | 2012-02-03 10:08 | iron | Trackback | Comments(0)

外は雪だがそれどころではないの巻

心配していたアイアンの飾りが
なんとか取付ける事ができました。(ほっ・・・。)
現場で、想定外の出来事がちょいちょいとありまして・・・。
ひたすら「落ち着け、落ち着け・・・。」と自己暗示。
ホント、イレギュラーに弱いんですよね・・・。
こういう時に自分の足りなさを痛感しますが、
こういう経験の後に成長があるさ!と言い聞かせています。

もちろんアイアン飾りはカッコ良くとりつきまして
お施主さんにもとっても喜んでいただきました。
追加になりそうなオーダーもいただけそうでうれしい限りです。
お施主さん本当にありがとうございました。
そして現場監督の横山さん、本当にお待たせしてすみませんでした。

で、大事な写真を・・・。
というところですが、
カメラを工場に置いて来てしまったので
写真はまた明日ということで・・・。(な〜んだ!)

ど〜〜〜っと疲れてしまいましたが・・・。
お〜〜〜っという充実感もあります。

ば〜〜〜っと帰って
ど〜〜〜っとお風呂に入って
が〜〜〜っと飲んで
ぱっと寝たいです。

それにしても無事についてよかったな〜。
# by jin8blog | 2012-02-02 21:50 | iron | Trackback | Comments(0)



制作の合間にこうやって組み合わせてみては一人にやけています。
手が冷たすぎてパソコンが打ちにくいです・・・。
# by jin8blog | 2012-02-02 09:26 | iron | Trackback | Comments(0)

フリモント

昨日はステンドグラスの打ち合わせに「すずらん」さんへ。
できたてのアイアンにガラスを当てはめに行きます。
先日のブログで言った通り、何も考えずに工場を出ようと思ったのに。
頭の中はガラスのことでいっぱい。
「考えてはいけない。」
と音楽をかけてみるが・・・。
まったく頭から離れない。
しまいには信号待ちで図面を取り出し、悩みだす始末・・・。
きょろきょろ車の外を見回して、ヒントがないか考えるものの
見えるのはコンビニと畑、民家・・・。

どうしよう・・・。
工房についたら決めなくちゃいけないんだよな。
無理に時間をあけてもらってるから、あまり時間もないし。
どうしよう・・・。
どうしよう・・・。
インスピレーションを大事にすると言ったものの・・・。

何度も頭の中で現場とアイアンを照らし合わせてイメージする。
そんな時ふと頭に浮かんだキーワード。

「虹」

虹のグラデーションで流れたらどうだろう?
それ良いかも!
でもガラスをいれるのは部分的だからそれだけでイメージできるだろうか?
浮かないかな?と思いつつ・・・。

ところで、虹ってどんな風に色が変わるの?
基本的な知識すら無いのかい・・・!

早速電話で嫁に調べてもらう。
赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍、紫

「よし、一応これでいこう。」

そしてステンドグラス工房について、主宰の藤田さんに
さも前から考えていました。みたいな感じで虹の提案をしてみる。

「まずはやってみよう。」ということで
たくさんあるガラスの中からめぼしいのを引っ張りだしてもらう。
それを見てボクが

「もっと明るい感じ。」
「乳白色がまざってるの」
「もう少し濃い感じ」
「これだとちょっと怖いな〜。」
「表面がもうすこし変化のある感じ。」

など言いたい放題いうと、それに見合ったモノを取り出してくれます。
それはまさにガラスのコンシュルジュのようです。



思考錯誤してそしてなんとかまとまりかけたその時。
藤田さんの一言

「こんなのもあるんだけど〜。」

そこで出会ったのがこちら!



「ちょ〜やばい!これですよ。これ!」とボクは大興奮です。
フリモントという「世界一きれい」と言われるガラスです。

「そうそうこんなイメージがほしかったんですよ〜。」
光にすかしてみては大興奮です。
何種類かだしてもらってそれを所々にはめ込む事に即決定!
なんで全部じゃないかって?

「フリモントはちょっとお高いんで・・・」

でもしょうがないですよね。出会ってしまったんですから・・・。
それにこのシール。がいいですね。
こういうところがボクの心をくすぐります。

今回の一連の仕事の中でこのフリモントとの出会いは大きい収穫ですね。
このガラスをつかって照明を作りたいな〜と思いました。
今日ガラスも無事にはめ込みいよいよ明日取付けです。

神様どうか明日カッコ良くまとまってください!
お願いします!


# by jin8blog | 2012-02-01 19:17 | Trackback | Comments(2)

考えるだけ考えて、考えない。

今週納品の作品も大詰めを迎えている。

6枚作るパネルもあと1枚になった。

そして明日は今回の作品の大きなポイントになるであろうステンドグラスのはめ込みだ。
初めはこの作品はアイアンのみで作る予定だったけれど
お施主さんの所に行くとアンティークなステンドグラスのライトが何点かあった。
「こういう感じも好きなんだな・・・。」
と僕の脳にインプット。

作品をイメージしてお施主さんと話をしていると
やはりどうしてもステンドグラスをはめ込みたくなった。
「ここにステンドグラスをはめこんだらどうでしょう?」
と提案をしてみるととてもうれしそうに同意してくださった。

さてイメージはできているんだけど
どんな色の、どんな雰囲気のステンドグラスがいいのだろうか・・・?
脳の中で常にうっすらと考え続けている。

帰って来てネットでガラスをチェック。
でもまったくもって思い浮かばない。

脳の中にぼんやりとかすみのように浮かんでいる全体像。
明日ステンドグラス工房でピントがあうだろうか?

悩んでいる時間はない。
考えるだけ考えて、工場をでてステンドグラスの工房にお邪魔する時には
何も考えないで行こう。

何も考えないで、アイアンとステンドが出会って
出てきたインスピレーションを信じるしかないか・・・。
# by jin8blog | 2012-01-30 21:30 | iron | Trackback | Comments(0)

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